このページの情報は一般的な説明を目的としており、個別の診断・治療を指示するものではありません。詳しくは担当医にご相談ください。
心室期外収縮とは?
心臓は電気信号により一定のリズムで拍動していますが、本来のタイミングよりも早く心室が収縮してしまう脈のことを「心室期外収縮」といいます。健康な方でも1日に数回程度は見られることがあります。
主な症状
- 胸が「ドキン」とする、脈が飛ぶような感覚
- 胸の不快感、息苦しさ
- 連続して起こると「心臓がバクバクする」ように感じることも
- 全く無症状のこともあります
治療が必要になるのはこんなとき
心室期外収縮は良性の不整脈であることが多く、特別な治療をしなくても問題ないケースが大半です。特に症状がない場合や心臓の機能が正常な場合は経過観察が基本です。
以下のような場合には、より詳しい評価や治療が検討されます:
- 症状が強い(有症候性):動悸がつらく日常生活に支障がある、胸の不快感や息苦しさが強い
- 頻度が高い(1日の心拍数の15%以上):ホルター心電図で1日に数千回以上の期外収縮が記録された場合。この程度になると心臓のポンプ機能が徐々に低下するリスクがあります。
- 連続して出ている(心室頻拍の記録がある):心室頻拍(VT)の記録があった場合や、失神歴がある場合は突然死リスクへの備えが必要になることもあります。
治療法
薬による治療
抗不整脈薬による治療もありますが、効果には個人差があり、完全に抑えきるのは難しいことが多いです。一部の薬は副作用のリスクもあるため、根本的な治療を望む方にはアブレーション治療を検討します。
カテーテルアブレーション治療
対象となるのは:症状が強い(有症候)、期外収縮の頻度が高い(総心拍数の15%以上)、心室頻拍が確認されている、不整脈による失神歴がある場合
足の付け根からカテーテルを挿入し、異常な電気信号の出どころ(トリガー部位)をピンポイントで焼き切ります。期外収縮の起源が心臓のどの部位にあるかによって、成功率や難易度が異なります。成功すれば動悸の解消や心機能の改善が期待できます。